2010年12月16日木曜日

絞りの羽織から・・・

三歳の着物 と 被布ができました~

洗い張りされたものなので 元の羽織の画像がないのですが

いろいろ まわして 組み替えて・・・

こんなかわいいのができました


お袖と裾に柄がでるように・・・あれやこれやしてあります^^;

後ろから見て・・・


お袖にはこんな風に「はぎ」をして袖丈を出しました。








被布飾りは 今回はピンクにしてみました・・・

2010年11月21日日曜日

所作教室@隣花苑

13日の土曜日に・・・APECでなんだかここはどこ?状態の最中

本牧の三渓園のすぐ横の 隣花苑へ行ってきました。

趣味人なる大人なmixi版のコミュで 美しい着物の所作教室に・・・

踊りのお師匠さんの舞友さんが 毎回 立ち姿などを指導してくださって

私も これで 3回目なので いかがでしょうか~~~^^

しなも板についてきた? 




こげ茶の紬 たて縞に更紗の柄が入っています
帯はオレンジと金茶色の紬の帯です
ちょっと秋っぽい感じかな・・・と


ってなわけで ピカサのアルバムに隣花苑の中やお食事などアップしてありますので
よかったら ここから・・・写真をクリックするとアルバムにリンクします。

所作教室@隣花苑

食事が終わって 所作の会も終わって・・・

午後3時ごろから三渓園へぶらぶらとしてきました。




APEC首脳のご夫人方より一足お先に

菊花展のお花やらを見てきました~♪

って お花の写真ないし・・・

デジカメのバッテリー切れで 

2010年11月12日金曜日

親子3人で・・・・

先月のことですが・・・

叔母がなくなって もう 1年がたち

お墓参りに母と妹と一緒に行ってきました

3人で着物着ておでかけなんて

久しくなかったことでした・・・


あたしは 枡の柄の大島で 妹は 七宝柄の大島です それぞれ母のおさがり

母はひょうたんの柄の江戸小紋きています


叔母のお墓は 巣鴨なので 帰りに刺抜き地蔵へちょっとよってきました~



妹の着ている羽織は 


今年の一月に私が着ていたこの羽織です

着物はキャパ大きいです^^; この羽織も妹にはちょっと狭いのですが

年代がみなあがってきたので 3人で着まわしできて 便利です^^

これからは 益々着物をきるのに ちょうどいい季節です

日中のお出かけなら ちゃんちゃんこや 羽織だけでもいいですし

夜にかかるなら 道行などのコートを羽織っていくといいですね。







ちりめん 染名古屋帯 

↓のきもの誂え師の 講習会で 締めていた 名古屋帯です

若い頃の帯なのですが

着物が 紺色の唐草の結城紬にあわせたら

まあ いいっか~ってな感じで しめちゃいましたけど


説明を追加
 そんなに 派手でもなかったかな・・・

2010年10月31日日曜日

きもの誂え師

mixiのコミュで 「京都老舗「岡重」(安政2年創業)と「きもの総合研究所」(純庵主宰)が、

共同で「きもの誂え師」の養成講座を開講します。」 っていうのを見つけて

さっそく登録して 9月と10月に東京で開催された講座を受講してきました。

で 、、、試験を受けて 合格~♪

はれて 「きもの誂え師」の認定をいただきました。

一回目は純庵先生の 「和の色 日本の文様と模様」の講義



二回目は京都老舗「岡重」さんの方による 誂え実技 生地と色柄

友禅の下絵の説明を受けています
唐草の結城を着ているのが・・・あたしです~








私が持っている白い紙には
下絵がエンピツで描いてあって 実際に身体に合わせてみて
出来上がりの感じをみています。

久しぶりに受ける 講義と試験 ちょっぴり緊張しましたが
和の色にまつわるお話しや 文様にこめられた願い
楽しかったです!


2010年9月23日木曜日

経帷子一式

年に何回か 経帷子一式を作ります。

危篤になったから・・急いで!と仕立てに来るので まる二日くらいで縫うのがほとんどですが

きちんと ご自分の 永久の旅立ちのためにと ご準備される方もいらしゃるのですよ・・・

いつだったか 三角頭巾はいやだから  尼さんが被る御高祖頭巾をという方もいらっしゃいました~

確かに 三角のよりは ずっときれいですよね~^^




さて この 死装束一式は

経帷子(いわゆる着物) 女性は腰巻 男性は褌 上帯

三角頭巾 手甲 脚絆 足袋 頭陀袋  

あとは 傘とか 数珠 杖 草鞋 六文銭 だそうです。


経帷子を着せる時 左前に着せます。

なので 縫込みの返し方も 逆なんですよ

それから 縫い糸には玉結びをしないで縫います。

縫った最後は返し糸で 糸を切ってそのままに・・・

三途の川から あの世への旅路の最中には

餓鬼が沢山いて 死者の身体にまとわりついてくるそうです

だから 着物を引っ張られても 縫いとめていないので

ぱらぱらと着物が解けて 餓鬼の手から逃れて無事

あの世へといけるとか・・・

って母がいつも言いながら お弟子さんに教えています~


そういう母は 自分の経帷子をちゃんと作っておかなきゃねえ・・・といつも言ってますが

なかなか 仕事が忙しくて・・・

こういうのってちゃんと準備をしておくとなかなか使わないっていうから

やっぱ 作っておいたほうがいいのかな^^

2010年9月11日土曜日

はぎ



これは 古くて すれて 穴が開いていたり 落ちないシミがあったりした 大島紬です。

もともとは着物だったのですが 今度は羽織に仕立て替え

穴や汚れを隠すために ちょうど柄が合うように切ってこんな風に

絣の目を合わせて ミシンの細かい目で接ぎ合わせます。


ピカサのアルバムへ

羽織の衿の部分ですが 

羽織の後ろ身頃や前身ごろにも こんな風に接ぎました。


着物を縫って仕立てるだけじゃあなく

こんなこともやっているんですよ~~

2010年9月2日木曜日

被布



七五三のお祝いは11月ですが

成人式と一緒で 今は 早めに写真の前撮りをなさる方が多いようで

これは 大人物の絞りの羽織を三歳の着物に 

大人物の羽織を 被布に仕立て替えしました。

被布飾りは 組みひもで小さめに作りました~


手作りの被布飾り

2010年7月31日土曜日

真夏の花嫁

海老蔵と小林麻央の結婚式で


真夏の花嫁さんだしなあ どんな花嫁衣裳なのかなと

商売柄とても気になって

テレビ中継をみていたら・・・

なんとなくぱりっとしていたので 麻?

麻央だけに・・・?

麻の白無垢とか打ちかけとかは 聞いたことないしなあと思っていたら

ネットで調べたら


挙式での麻央は白無垢「立涌唐草浮織牡丹顕紋紗」

披露宴は色打掛け「白麻水衣地大牡丹図色打掛け」



とのこと・・・


白無垢は紗だったのねえ~そういえば つのかくしも透けていた

色打ちかけは 麻!あたり~

なんでも能装束の水衣を参考にしたとか だから 麻なのね・・・


最近は 単衣や薄物の季節でも 貸衣装でも 袷の着物ですましてしまうけれど さすが 成田屋さんですね~



なんでも お仲人の松竹社長のところには

黒の絽の留袖でお願いしますとお達しがあったとか

夏の留袖は 絽でかさね仕立てにするのですが 珍しくなってはいるけれど 毎年一枚くらいは仕立てにきます

で、 あたしも 一枚もっているんだけど~まだ一度も着る機会がないです~

娘か息子が真夏に結婚式したら・・・着れるかな~


って まだまだ ずっとさきで そのうち 派手になっちゃうってね^^;



で。。。なぜだか でてきた 誰かさんのお写真~爆


2010年7月20日火曜日

大人な被布衿コート

 お母様の色無地を被布衿コートにしたてなおしました。

とてもきれいな紫で 色ヤケもほとんどなかったので 洗い張りして仕立てました。

色無地についていた 裾回しもちょうどいい色合いだったので そのまま 羽裏につかいました

お正月にお召しになったとか。。。素敵なお方とお食事に行かれたそうです~~♪

2010年7月16日金曜日

紗の 唐衣風の 羽織です ひょうたんの柄をパッチワークしました



7月の3日に 椿山荘のホタル鑑賞会 へ行ってきました。

肝心のホタルは ・・・・? でしたが

おいしいお食事と 夜のお庭の散策して 気分転換してきました。


母にもらった すい紗の小紋 に かなり古い絽の帯を締めていったのですが

夜からのお出かけだったので

上に こんなのを羽織って出かけました。

十二単の一番上に 着る 唐衣<からぎぬ をちょっと真似て作ってみました。

二重紗にしてあるので 裾のところには ひょうたんの柄を作って

パッチワークのようにはさんであります。

後ろで 背われ にしてあるのですが もうちょっと細身に仕立てたほうが

きたときにすっきりするかな・・・とも思っています。

ピカサのアルバムにアップしてあります~

2010年6月1日火曜日

きんちゃく いろいろ

きんちゃくをまたまたつくりました~

お江戸好みな感じの生地を探して 

いくつか作ってみました。





ピカサのアルバムで 見てくださいね!

ここから アルバムへ・・・

2010年5月27日木曜日

かわいい 巾着

ちょっと最近 この 巾着作りに こっていて







夜になると すこしづつ 作っています

底は四角形 長方形布を 端からかぶせるように 縫っていきます。





裏は 麻の葉の 長襦袢の残りで

















裏も一緒に縫っていくんですよ~



手順を写真にとってと思っているんだけど・・・

ちょい難しいけど がんばって アップしてみますね!


2010年5月11日火曜日

振袖から 訪問着へ

ネットのお友達のひろみさんから
お預かりした振袖です

お袖丈を短くすれば

訪問着になるので、下を切って普通の長さのお袖にする予定です。


長襦袢も お袖丈を短くされるのですが




お袖の裏が サーモンピンクなので ちょっと派手になっているので


裏は取り外して 表だけで普通のお袖丈約49センチくらいに直します。

そうすれば ふつうのピンク色の長襦袢として

色無地 小紋 訪問着 なんにでもあう 便利な長襦袢になるんですよ~

お直しできたら アップしますね~




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2010年5月7日金曜日

この連休に・・・

私の母は こんなことしていました・・・

水色の羽織と青の色無地で

市松に柄を作って 訪問着にするので


きょうから 本縫いにまわしました。。。


型紙をとって 計算して 四角く切った布を


ミシンでこまかく接いで 柄を作っていました




裏側はこんなふうになっています

2010年5月4日火曜日

ちゃんちゃんこ

ご近所の 迪子さんが いろいろお持ちになって

何かにしたて変えたいとのことでした


それで その古い黒の紋付の羽織と その羽裏で

ちょっと引っ掛けて着れる 「ちゃんちゃんこ」を仕立てました。

黄色の部分は元の羽裏です。








羽織丈も短かったのですが 長くして


   脇には馬乗り(スリット)をちょっと長めにあけました。









お洋服の上に羽織っても ちょっと素敵でしょ^^


お仕立て代デザイン柄作り 20,000円也
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2010年4月10日土曜日

二重絽の道行き

祖母の形見の二重絽の羽織を 道行になおしたものです


二重紗とか聞かれたことがあるのではないでしょうか?

あるいは紗袷とか

薄物の生地を二枚重ねて

独特の透け感を楽しむ着物です。

これは 祖母の羽織だったのですが 死ぬ前に私をそっと呼んで

この羽織をくれました。 しかしながら・・・祖母は背がちっちゃくて

裄も丈も短くて おまけに 黒が色ヤケしてました。

そこで 上にかぶせる黒の絽は 新しいものを使いました。

で こんな感じになるのです~

美しい着物の所作というコミュニティの 舞友さんが 

いろいろをポージングの手ほどきをしてくださって。。。こんな風になりました~~爆

フラッシュたけちゃったわ~なんておっしゃったけど

フラッシュのおかげで・・・下の絽の柄がよく映っていたので アップしますね~


そして 当日のおいしいお料理や 着物姿は

ピカサのアルバムにアップしました~~

http://picasaweb.google.co.jp/100055442204572156803/20100409?feat=directlink

2010年4月4日日曜日

羽織の柄です~

仕立て直した羽織の柄が 桜のように見える?とまりさんからご質問ありましたので

おっきくアップで写真撮ってみました。



お人形さんの大名行列ですよ~Posted by Picasa

2010年3月30日火曜日

羽織その2














母の道行コートを私の羽織に仕立替えました
母の道行きは 20年ほど前のものなので 
コート丈も2尺2寸ほどしかたなかったのですが

いろいろと「ハギ」を入れて 
私の羽織に仕立て直しました

羽織丈は 二尺五寸です。

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ハギは 地の目を通して ミシンの一番細かい目で縫って 割ります。







ここは 衿の中心で接いであります いわゆる「天つぎ」といいます。





表の衿の部分にもはぎ目が出ているのですが・・・・


乳下がりのちょっと下で この程度なら目立たないので大丈夫かなと・・・




マチの裏側もはいであります




2010年3月22日月曜日

訪問着から羽織へ・・・


ずっときていない訪問着があるんだけれど・・・と相談を受けました。

訪問着ってあまり着る機会も少ないし・・・

お母様のなので あまり趣味もあわないからどうしようかなあ~と

で・・・・
こんな道中着になりました・・・

前身ごろのちょうど真ん中あたり・・・

彼女が手を組んでいるちょっと上のへんで

ミシンで接いであります 

なので ぼかしの裾模様がきれいに出ているのです






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こちらは 訪問着ホタルの刺繍がきれいですが

これは 肩で接いで柄をちょうどよくだしています





被布衿コートに仕立ました。


完成した写真がないので 仕立てる前の見積もりの写真です。


こんな風に いままでの和裁の概念を ちょっと変えるだけで


けっこう自由にいろんなものへと仕立てることできるんです